みなさん、こんにちわ!
ワークタイムデザイナーのともぞうです。
どんどん気力体力ともに激しく消耗させていく『コロコロ変わる要求』
前回は、『コロコロ変わる要求』が続くとどんなことが起こるのかをお伝えしてきました!
→前回の記事(問題編)へ
これ、ホントに命の危険を感じます。
前回もお伝えしましたが、この地獄が起こるのって、依頼する側だけの問題じゃないんですよね。そう、依頼を受ける側にも問題はあります。
え?だって、コロコロと要求を変えるのは依頼側でしょ?!なんで受ける側が悪いの?!!
ということで、『コロコロ変わる』要求がなぜ起きてしまうのか、その原因を見ていきます!
なぜ要望を『コロコロ変える』のか?
依頼側が要望を『コロコロ変える』理由。なんだと思いますか?
・気が変わった
・やりたいことが変わった
・出来上がったイメージに納得できなかった
・依頼内容がうまく伝わってなかった
などなど、いろいろあると思います。
うーん、お互いに改善していく必要がありそう、、
そう思うかもしれないけれど、これがもし、依頼を受ける側の努力によって改善されるならどうですか?
相手に「あなたのやりかたを変えてよ!」なんて、塩の対応をよりも、自分だけの対策で済むほうがだんぜん楽ですよね!
そのためにも、しっかりと原因を考えていくことが大事!!
ということで、なぜ『コロコロ変わる』要望が起こるのか、しっかり見ていきましょう!
依頼側の本当の要望が何かを知ってますか?
例えば
「パソコンで入力できない!助けて!」
と依頼があったとします。この時、あなただったら何を考えますか?
・キーボードが反応しない?
・使ってるアプリに異常がある?
・キーボードがパソコンに接続されていない?
など、いろいろ考えられると思います。
これ、実際にあった話なのですが、そう言われて本人のところに行ってみると、
パソコンの電源が切れてるw
まさかと思いますが、これ、本当です。
ほかにも、同じことを言われて行ってみると、ひらがなが入力できないだけ。というのもありました。
毎日パソコン使っていながら、まさか、今さらこんなことってある?!
って思っちゃいますよね。私もそう思いました。でも、これ、日常のよくあることなんです。
でも、依頼側の言葉、考えてみればウソではありません。
受け取り側の私が勝手に「こうだろう」と予測して思い込んだだけ。
もし、思い込みだけで、
「キーボードがパソコンとつながってるか確認してください」
と言っただけだったら、「まだ解決できないんですけど」と言われ、解決までの消耗戦が始まります。
依頼する側とそれを受ける側では、考えていることも、それを表現する言葉も違います。なので、勝手に「こうだろう」と思った瞬間、認識にずれが生じる恐れがあります。
私はずっと、システムやパソコンなど、ITに関する問い合わせを長年対応してきましたが、
依頼側は必死に簡単に伝えようとするために、依頼する側はあいまいな表現を使いがちです。伝えたいことが何かさっぱりわからない、ということもたくさんありました。
でも、それは決して依頼のしかたが悪いわけではありません。
だって、ウソは言ってませんから。それよりも、依頼側の意図をしっかりと理解しようとしない、依頼を受ける側に問題があると思ってます。
ただこれ、相手のペース、自分の状態によってうっかり起こりがちなワナでもあります。
そもそも、なんで依頼しようと思ってる?
依頼内容がよく理解できていない。
これは、言葉の意味だったり表現の仕方の違いによっておきますね。でも、表現の違いだけでは、相手の意図が理解できた!とはいえません。
えっ?だって、言いたいことが理解できれば大丈夫じゃない?
そう、確かにそうなんです。でも、相手がなぜそんな依頼をしてきたか?
このそもそもの依頼のきっかけ、本当はどうしたいのか?がわかってないと、依頼を理解したとは言えないんですね。
例えば
「おいしいご飯をおなか一杯食べたい!!」
と言われたとします。
「おなか一杯食べたいなら、がっつり肉系!」と焼肉を提案したとします。
この時、「肉はもたれるし、服が臭くなるから…」と言われたら
おなか一杯食べたいって言ったのに、めんどくせー!!!ってなりますよね。
これ、デートとかでよくありますよね。女性は何でもいいと言っておきながら、提案したら否定されるやつ。
でも、おいしいご飯って、何を言っているのか?なぜそういったのか?突き詰めていくと、おなか一杯になればいいってわけじゃないですよね。
もしかしたら、おいしいご飯って、素材や料理のおいしさじゃなく、楽しい食事の時間かもしれないし、実は、前提条件として、食べられないものがあるかもしれない。
そもそも、あなたに「おいしいご飯をおなか一杯食べたい」と思って話したのはなぜでしょうか?
一緒に楽しい時間を共有したいという気持ちがあったからかもしれませんよね。
そうなったら、外食じゃなくて、一緒にお料理を作って食べよう!っていう提案も出てきます。
そう、相手がなぜ、私に依頼してきたのか?本当はどうしたいのか?が聞けてないと、
こんなはずじゃなかった、、
と、なりがちです。これ、仕事でも一緒です。
仕事の場合だと、「こんな感じにしてほしい」と依頼があるものの、依頼の意図をよーく聞いてみると、実はもっといい方法がある、という場合がよくあります。
そう、依頼者は、解決できなくて困っているから、あなたに依頼しているんです。
受ける側の役割って、依頼者の本当のお困りごとが何なのかを、まずしっかりと聞き出すことが、とっても大事なことだと思ってます。
そうなったときに、問題が違うところにあったことに気づいたとしても、それを見出せたことによって、要求をコロコロ変える、お互いが迷子の状態から、明確な依頼に変わっていくのです。
『コロコロ変わる』要求はあなたが作り出している?!
『コロコロ変わる』原因を見てきましたが、いかがでしたか?
決して、依頼する側が悪いってわけじゃないんですよね。受ける側の対応によって、そのあとの仕事がスムーズにもなるし、泥沼にもなっていきます。
まさに、初動が大事!!なんですね。
でも、実際にどうしたら、依頼側の要求をしっかりと聞き出せるのでしょうか?
催眠術とか、そんなんではありません!!原因がわかったなら、あとはやるだけ!!
ということで、次回は、『コロコロ変わる要求』の対策、お伝えしていきますね!
最後までお読みいただきありがとうございました!ではまたお会いしましょう~!